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仮歯のあれこれ

こんにちは、歯科助手のHです。
今日は仮歯についてのお話しです!

現在治療中の患者様の中には、「仮歯」が入ってらっしゃる方も多いかと思います。
「仮歯」は最終的に本物の被せ物と交換する「仮の歯」なので、耐久性よりも形の調整ができる便利な素材でつくられてます。なので、強く噛むと割れやすいです。
壊れやすいなら仮歯ぐらい別になくても…と思ってしまうかもしれませんが、実は仮歯ってとても大事なんです!


仮歯の役割

①歯を感染や刺激から守る

削った歯は傷口と同じで、そのままにしておくとプラークがついて細菌で汚染されてしまいます。仮歯は削って治療して歯の細菌感染や知覚過敏を防いでくれます。

②歯が動かないように固定する
歯は放っておくと空いた場所へと動いていきます。歯が動いてか被せ物が入らなくならないように仮歯をいれて固定します。

③歯根膜を刺激し「噛む感」を維持する
歯の周囲には噛み心地を感じるセンサー「歯根膜」があり、これはとても敏感でしばらく噛んでいなかったところに被せ物が入って突然噛むとびっくりして過剰な力だと誤解してしまうことがあります。
なので歯根膜に刺激を伝え慣れされるためにも仮歯をいれます。

その他にも、お話しやすくしたり、見た目…等たくさんの役割をしてくれます。

仮歯のあれこれ

ですので、もし仮歯をつけること(もしくはつけている)があれば、とれたり割れたりしても仮歯を捨てたりしないでご連絡下さい!

以上、簡単にですが仮歯がどうして必要か、のお話しでした。

参考文献・「nico」2019年7月号
イラスト・ いらすとや

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