歯ぎしり、してませんか?
こんにちは、船橋市のあおぞら歯科クリニック下総中山、歯科助手のHです。
コロナウイルス感染自粛の期間が長くなり、気持ちが滅入ったり知らず知らずイライラが溜まっていたりと、
いろいろなストレスを日々抱えていらっしゃるかと思います。
さて、そんな今日という日、朝起きたら顎がつかれてるなあ…むしろなんだか歯が痛いような…そんなことはありませんでしたか?
それは、もしかしたら、「歯ぎしり」が原因かもしれません。
就寝中の歯ぎしりは日中受けたストレスを睡眠中に発散して脳とからだの健康を保つために行われます。
ただなかには、力が強すぎて歯を削ったり揺らしたりして口腔内にトラブルを引き起こす歯ぎしりもあるのです。
食事中の噛む力が数kgから強くても30kgぐらいに対して、寝ている時の歯ぎしりは無意識に行われているため50~100kgもかかっていると言われてます。
通常寝ている間に歯ぎしりする人はだいたい15分程度に対し、たくさん歯ぎしりしてしまう人は約40分も噛んでいるそうです。
しかし、ここでまず大事なのは歯ぎしりは「よい歯ぎしり」と「悪い歯ぎしり」があるということです。
その違いは歯科に来たことがあるかたは聞いたことがあるかもしれませんが、「噛み合わせ」にあります。
上の歯と下の歯がうまく噛み合ってる人は、歯ぎしりをしようとすると上下の犬歯が歯ぎしりの力を受け止めてくれます。歯を横にずらした時、上下の犬歯が噛み合い奥歯や前歯に隙間ができてこすれない状態ができます、これが「よい歯ぎしり」です。
これに対し、犬歯が噛み合わない、奥歯ばかりで歯ぎしりしてしまう人は「悪い歯ぎしり」の可能性があります。
「悪い歯ぎしり」は、歯のすり減り、ヒビ、欠け、外骨症などを引き起こす原因になり、さらには頭痛や肩こりにも影響してくると言われています。
また治療したところが取れたり壊れたり、被せものがとれる、割れるなどのトラブルが起きやすくなります。
当院でももちろん、詰め物がとれた・壊れた等の急患対応を行っておりますが激しい歯ぎしりで被せものに穴が空いたり削れてしまっているものをみることがあります。
余談ですが、そうなった場合は取れてしまったものは捨てたりせず元の形が歪まない状態で保管していただき、すぐに歯科へご連絡下さい!
被せものの下で虫歯が進行していなければ、つけ直すことが可能です。(もちろん穴が空いていたり欠けていなければになります)
では最後に「悪い歯ぎしり」にどう対処していくか、です。
ポピュラーなところでは、ナイトガード(マウスピース)を使う方法があります。保険範囲内で作成できお手入れもそこまで大変ではありません。(私も使っています!)
夜間にナイトガードを装着すると力のかかりかたを修正してくれます。
後は生活習慣や癖の改善です。
ストレスから無意識に昼間に歯を食いしばる癖がある人もいますので、噛みしめていることに気がついたら力を抜いて歯が接触しないようにすることも、夜の歯ぎしりを減らすことに有効とも思われます。
また、ついついスマートフォンを使うとうつ向きがちになり、この態勢も人間の身体の構造上、歯の接触を増やしてしまいますので、やはり気がついたら姿勢を正す、ということを心がけてみてください。
歯ぎしり無意識の行動です。
完全に止めるのは難しいですが、対処方法を知れば頻度を減らしたり軽減することはできます。
ナイトガードの作成に関しては、定期メンテナンス時、治療時等でも大丈夫ですので、ドクター・歯科衛生士にご相談下さい。
参考資料:nico1月号(2019)


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