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歯の神様はいるのか
2023.04.10
こんにちは、船橋市のあおぞら歯科クリニック下総中山院、歯科助手のHです。
お久しぶりです、まだ着色とは戦っています!彼奴とは膠着状態なので今度またクリーニングに行きたいと思っております。
ここ最近は暖かくなってきたので、梅や桜を観に行ったり御朱印を貰いに行ったりスギ花粉と戦ったりしていました。
そして、わたくし御朱印を頂いた時に、またまた思ってしまったのです。考え事多すぎですね、いつものことです。
『八百万に神様がいるなら歯の神様もいるの…?』
また突拍子もなく考えはじめてしまいました!
トイレの神様もいるんですから、いそうですよね!
調べてみたらやはりいました、さすが日本。
歴史を遡ると江戸時代中期頃から信仰がはじまったそうです。そして信仰過程がかなり民俗学&民間伝承に近かったのでまとめるのが難しかったのです…。
ざっくり言うと庶民にはお医者様にかかるお金ないから、神頼みして痛みなんとかしてもらおう!
ぐらいの切実な願いがはじまりみたいです。
昔の歯医者さんは御殿様とか武将とかお金持ちの商家ぐらいしかかかれなかったそうです。今に生まれて良かった!
さてその神様、日本全国あちこちにいるみたいですが、有名どころだと、
歯神社 (大阪府)
白山神社 (日本あちこち)
柴籬(しばがき)神社(大阪府)
ここら辺のようです。
いやほんとたくさんあってびっくりしました。
いわれもそれぞれ違い、
歯神社は災害時に御神体が歯止めをしてくれて助かったから、歯の痛みをとる(とめる。)
白山神社は歯槽膿漏による「歯臭(はくさ)」が変化して「白山」になった。
柴籬神社は祭神の瑞歯別命(ミズハワケノミコト)が古事記・日本書紀に「歯の広さ上下等しく斉ひて、既に珠を貫けるが如し」(歯並びめっちゃ綺麗で健康的みたいな意味)と記されていることから。
こじつけ感があるような気がしますが、日本の言葉の音から始まる遊び?は今に始まったことではないですし…。
ここには書ききれてませんが。
地域によって御神体や謂われも全然違いましたが、
歯の悩みをなんとかしようとした誰かがいつの間にか祀られていた。
という伝承がかなり多いなー、と思いました。
今も昔も、寄り添ってくれる誰かがいたら、すがりたくなるのは一緒ですね。情報少ない昔ならより信じたくなりますし、信じる気持ちもわかる気がします。
最近の研究では、口腔内の環境がやがて認知症や生活習慣病に影響してくるとわかってきましたし、
ますます口腔内環境を整える重要性をぐいぐい押し付けられてる気がします。
歯医者で働いていたって、わかってるからやめてーとたまに思います。
かといって、神頼みしてもダメなときはだめなこともあります。はい、わたしの歯の着色のように…。
といういうわけで、歯の神様や祀られている方々の雑学的なお話でした。
今は歯の治療も汚れを落とすのも歯並びも全部神頼みしなくてもよくなりました。
ので!わたくしもきちんと歯医者に通いまーす!
定期検診大事ですよー!