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虫歯治療してから、しみるお話
2022.05.14
こんにちは、船橋市のあおぞら歯科クリニック下総中山院、歯科助手のHです。
3ヶ月ぐらい前に虫歯の治療をしてから、私の歯、こんなにしみたっけ???というぐらい冷たいものがしみるようになり、改めてどうしてしみるのかを調べました。
ありがたいことに、人生で虫歯治療した回数が片手で終わる程度のためかなり動揺が…。今回は虫歯がそこまで大きくなかったため、コンポレッドレジンという歯科専用のプラスチックのような素材で削った部分を補い終了。
だったのですが、はい、しみました。
治療終わり、そのあと飲んだアイスコーヒーがしみました(笑)
部分的な詰め物した後の歯は、簡単な図解で失礼いたしますが、上の絵のような状態なのだそうです。
虫歯が神経の近くに進行してると、削った刺激で歯がしみたりしてしまいます。歯はエナメル質→象牙質→歯髄の順番で外から内側に構成されていて、歯髄というところに神経や血管などがあり、その神経の、末端が象牙質まで延びてます。
象牙質まで虫歯が進んでいると、当然そこも取り除くため神経組織の末端も削りとることになります。
当院の院長先生が、患者様へ「傷口がむき出しになっている状態」という説明されているのですが、本当にとてもわかりすい説明だなぁと思います。
傷口がむき出しになっていたら、詰め物をしたとしても刺激が伝わりやすくしみてしまいますよね…。
詰め物をしてしみない場合は、虫歯の範囲がエナメル質までだったか神経への刺激が少なくすんだから、が理由みたいです。
では、しみるのを我慢し続けなければいけないかと言われたら、そういうわけではなく、人間の身体はすごくて、むき出しになった神経に刺激が伝わり続けると、歯は刺激をシャットダウンしようとして「二次象牙質」とよばれるものを作ってくれます。これがつくられるとしみなくなります。なお、3ヶ月程度かかるそうです。
私の歯も二次象牙質が作られたんですね!2ヶ月ぐらいで完全にしみなくなったので、個人差とか虫歯の範囲とか関係ありそうですね。
しかし3ヶ月も待ってられないわ、という方は、知覚過敏を抑えてくれる歯磨き粉を使用したり、歯科医院でコーティング剤やペーストを塗布してもらうというのも良いと思います。
もし治療を受けて、しみるのが辛い…と感じている方は無理せず医院にご相談下さい!